国内の新規感染、過去最多の3万2197人 4週前の130倍

Nikkei Online, 2022年1月18日 21:30更新

繁華街をマスク姿で歩く人たち(18日午後、大阪市中央区)

新型コロナウイルスの新規感染者が18日、過去最多の3万2197人となった。4週間前の130倍の水準だ。これまでは感染拡大の「第5波」が発生していた2021年8月20日に 2万6千人近くまで増えたのが最多だった。

死者は新たに10人が報告された。厚生労働省によると重症者は前日から18人増え261人となっている。21年8月20日当時は重症者が1800人を超え、死者は30人前後で推移していた。

岸田文雄首相は18日、感染者の急増について記者団に「深刻に受け止めなければならない」と述べ「病床が逼迫するような緊急事態になることがないよう、各都道府県と密接に連携し、高い緊張感をもって対応する」と話した。


18日の新規感染者は東京都が5185人、大阪府は最多の5396人。京都府、兵庫県、福岡県など最多となった府県が相次いだ。

都内では直近1週間平均の新規感染者は約3858人で、前週(約890人)の4.3倍。重症者は前日から2人増え7人、新たな死者は出ていない。大阪府では新たに1人の死亡が確認された。

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