Source: Nikkei Online, 2023年1月6日 8:53
次世代半導体の国産化を目指すラピダスと米IBMは5日(日本時間6日未明)、提携を強化すると日米両政府に報告した。IBMの高性能コンピューター向けの半導体生産をラピダスが受託するなど、技術協力だけでなく販路開拓でも連携する。量産体制を構築し、経済安全保障の観点で重要な最先端半導体を確保する。
訪米中の西村康稔経済産業相が明らかにした。同日、レモンド米商務長官と会談し、両社から報告を受けたという。西村氏は「日米の先端技術を結集し、次世代半導体の量産に挑戦する。力強く後押ししていきたい」と述べた。
ラピダスは2022年8月の設立で、トヨタ自動車やNTTなど国内8社が出資している。電子機器の「頭脳」を担うロジック半導体の量産を目指している。