ファイザー製ワクチン、追加1000万回分供給で厚労省合意

3月末までに調達

Nikkei Online, 2022年2月14日 15:16

ファイザー製のワクチンを選ぶ接種者が多く、
モデルナ製の配布が多い自治体の接種が
円滑に進まない一因だった

厚生労働省は14日、新型コロナウイルスのワクチンを巡り米ファイザー社と1000万回分の追加の供給契約で合意したと発表した。3月末までに調達する。従来は3月末までに約3700万回分を自治体に配布する予定で、それに上積みする。22年中の輸入量は、既に契約している分と合わせて1億3000万回分になる。

政府は3回目のワクチン接種用として、ファイザー製と米モデルナ社製を承認している。1、2回目までとは異なるメーカーのワクチンを接種する交互接種を認めているが、ファイザー製が選ばれやすい傾向にある。自治体に配布するワクチンはモデルナ製が多く、接種が円滑に進まない一因となっていた。

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