谷村新司さんが死去 アリス「冬の稲妻」「昴」など

谷村新司さん(2010年1月)

「昴(すばる)」「冬の稲妻」など多数のヒット曲を手がけたシンガーソングライターの谷村新司(たにむら・しんじ)さんが10月8日、死去した。74歳だった。16日に所属事務所が明らかにした。告別式は近親者で行った。後日、偲ぶ会を開く予定という。

今年3月に腸炎のため手術を受け、闘病を続けていた。

1948年大阪府生まれ。71年に堀内孝雄さんとフォークグループ「アリス」を結成し、矢沢透さんが参加した72年にデビューした。「チャンピオン」「帰らざる日々」などのヒット曲を生み出した。

81年にアリスが活動を休止しソロ活動を本格的に始めた。山口百恵さんが歌った「いい日旅立ち」、加山雄三さんとの「サライ」など数々の名曲も手がけた。

2022年にアリスの活動50年を記念するライブを開催。23年に予定した全国ツアー公演は谷村さんの闘病で延期となっていた。15年、紫綬褒章を受章。

谷村さんの訃報に、アリスの堀内さんは「突然の別れに驚きを隠せません。50年来の親友であり、良きライバルでした」とコメントを発表した。矢沢さんも「悲しいというより悔しい。どうか谷村を忘れないで下さい」と惜しんだ。


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