イスラエル首相、ハメネイ師死亡「多くの兆候」
 イラン攻撃で

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Nikkei Online, 2026年3月1日 6:44更新

イランの最高指導者のハメネイ師=イラン最高指導者事務所提供・ロイター

【イスタンブール=渡辺夏奈、ロンドン=福冨隼太郎】イスラエルのネタニヤフ首相は28日、ビデオ声明でイランの最高指導者ハメネイ師が死亡したことを示す「兆候が数多くある」と述べた。イスラエル軍は同日から米国と共同でイランへの軍事作戦を開始し、その一環としてハメネイ師を狙った攻撃も実施していた。

ネタニヤフ氏はイスラエル軍がハメネイ師の滞在する邸宅を「破壊した」と話した。今後数日間でイランの「数千カ所を狙う」とも述べた。

複数の海外メディアは28日、イスラエル高官の話などとして、米国とイスラエルの軍事作戦によりハメネイ師が死亡したとの情報を伝えた。米FOXニュースは同日、米国防総省高官の話として、ハメネイ師が死亡したとのイスラエルの評価に米政府も同意していると報じた。

ハメネイ師はイスラム教シーア派の聖職者が統治するイランの国家権力のトップで、行政や司法の上に立つだけでなくイラン革命防衛隊やイラン軍の指揮権も持つ。国政全般の最終決定権を持つ最高指導者の殺害が事実なら、権力の空白が生まれる可能性もあり、イラン情勢の一層の混迷は必至だ。

狙われたのはハメネイ師だけではない。イスラエル軍は28日、革命防衛隊トップのパクプール総司令官やハメネイ師側近のアリ・シャムハニ氏ら政権の幹部7人を殺害したと発表した。

一方で、イランのアラグチ外相は28日、米NBCのインタビューに対し、ハメネイ師が「私の知っている限り」生きていると語った。イラン外務省のバガイ報道官も同日、米ABCテレビのインタビューで、米国とイスラエルが攻撃したハメネイ師とペゼシュキアン大統領について「無事だ」と主張した。

ハメネイ師死亡の報道を受け、イランの首都テヘランでは街頭に出て祝う人の姿がみられた。2025年12月からは政権に対する大規模デモが発生していた。

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