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Nikkei Online, 2019/8/28 9:14更新
気象庁のホームページより(午前9時)
九州北部で記録的な大雨となっており、気象庁は28日午前、福岡、佐賀、長崎の3県に大雨特別警報を発表した。29日朝までの雨量は九州北部で200ミリと予想されており、同庁は土砂災害や河川の氾濫に厳重な警戒を呼びかけている。
気象庁によると、5段階の警戒レベルのうち最も高いレベル5に相当する状況。土砂災害警戒区域や浸水想定区域などでは、土砂崩れや浸水による何らかの災害がすでに発生している可能性が極めて高いといい、最大級の警戒を呼び掛けている。
大雨の影響で浸水したJR佐賀駅の構内(28日午前、佐賀市)=共同
気象庁によると、日本海にある前線を伴った低気圧が発達しながら北東に進行。低気圧に暖かく湿った空気が流れ込み、西日本から北日本の広範囲で大気の状態が非常に不安定となる見込みだ。
29日6時までの24時間予想雨量は、いずれも多い所で、九州北部200ミリ、関東甲信、東海180ミリ、北陸150ミリ。その後の24時間は北陸、中国、九州北部が50~100ミリ。