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デスクトップ PCを自作する


  • 2006年 Intel 社からマルティ・コア CPU(Core 2 Duo、Quad)が相次いで発売され、PC の性能が向上した。
    その後間もなく Core i シリーズが発売され、マルティ・コア CPU、マルティ・スレッディング機能、等の実装が続いた。
    Intel社は、2018年秋 第9世代 8コアのプロセッサーを発売、2020年 5月 第10世代 10コア、2023年 1月 第13世代Core(Raptor Lake)の発売を開始し、処理性能の向上を続けている。

  • また、NVIDIA社のグラフィックス・ボードを装着した。
    ビデオ・ファイルのエンコード(.ts => .mp4)処理時間が劇的に短縮された。


汎用の PCをつくる

  1. 仕様
      • Motherboard: MSI MAG Z390 Tomahawk
      • CPU: Intel Core i9-9900K
      • Graphics Board: 玄人志向 GeForce RTX4060 GDDR6 8GB
      • OS: Windows 11 Pro

  2. 用途:
      • Buffalo社の nasneをLAN接続して TV番組を録画する
      • ビデオ編集・エンコード処理を高速化する
      • RAW画像を現像・編集する
      • ウェブページを作成する
      • Multi-Monitor機能を利用する
        1. 24.5 inch Monitor(グラフィックボードの HDMI Portに接続)
        2. 18.5 inch Mobile Monitor(マザーボードの Display Portに接続)

  3. ビデオ・エンコード処理でのグラフィック・ボードの効果:
    1. ビデオ編集ソフト: TMPGEnc Video Mastering Works 7
    2. .mp4ファイル(1920x1080、再生時間 58分59秒)を
      H265/HEVC .mp4 (1920x1080) にエンコードする。

    3. 映像エンコーダー エンコード処理時間 改善率
      X265 エンコーダー 1時間00分19秒
      NVENCエンコーダー 10分21秒 82%

    4. .mp4ファイル(1920x1080、再生時間 58分59秒)を
      H264/AVC .mp4 (1920x1080) にエンコードする。

    5. 映像エンコーダー エンコード処理時間 改善率
      X264 の場合 24分19秒
      NVENC の場合 8分23秒 65%

    6. 映像ファイルのエンコード処理では、グラフィックボードの効果が大きい。